経営法学科は,法学部にありながら「経営」の名を冠する,非常にユニークな学科です。経営法学科では,法律の知識をベースに,企業経営に関連する多くの科目から実際のビジネスの場で活用できる幅広い能力を身につけるカリキュラムを用意しています。グローバル化する企業活動の法務部門を担う外国語の能力を備えた人材,知的財産の専門知識を備えた人材,法知識を実際の経営及び金融に活かせる人材,すなわち,グローバル化時代において企業の中核を担う法とビジネスに秀でた「グローバル人材」を育成します。
経営法学科には法律と経営の知識の両方を体系的に教育するため,ビジネス法コース,国際法務コース,知的財産コースの3つのコースがあります。
【取得可能な学位】
学士(法学)
コース
【ビジネス法コース】
企業法務や企業リスクに関する専門知識,マーケティング,会計などを学び,企業実務における法知識のプロを育成します。将来の進路としては,企業の法務部門や企業経営者,公認会計士などを目指します。
【国際法務コース】
グローバルなビジネスの場で,国際取引や国際契約の専門家として活躍したい方のために,実践的な法知識を身につけます。将来の進路としては,商社,外資系企業,国際法務担当者,外国取引担当者,通関士などを目指します。
【知的財産コース】
特許や著作権などの知的財産の創造・保護・活用システムの理解と知識を習得した知財のスペシャリストを育成します。将来の進路としては,企業の知的財産部門,特許事務所,弁理士,特許庁商標審査官などを目指します。知的財産専門職大学院へ進学し,専門知識にさらに磨きをかけることも視野に入ります。
主要専門科目
- 商法Ⅰ(会社法)
- 刑事法Ⅰ・Ⅱ
- 労働法Ⅰ・Ⅱ
- 経済法Ⅰ・Ⅱ
- 金融法Ⅰ・Ⅱ
- 税法Ⅰ(基礎理論Ⅰ・Ⅱ)
- 税法ⅡA・B
- 税法ⅢA・B
- 知的財産法A(特許・実用新案)Ⅰ・Ⅱ
- 知的財産法B(意匠)
- 知的財産法C(商標・不正競争)
- 知的財産法D(著作権)Ⅰ・Ⅱ
- 経営学Ⅰ・Ⅱ
- マーケティング論Ⅰ・Ⅱ
- 簿記原理Ⅰ・Ⅱ
- 会計学Ⅰ・Ⅱ
- インベスター・リレーションズⅠ・Ⅱ
- コーポレート・ガバナンス論Ⅰ・Ⅱ
- 国際取引法AⅠ・Ⅱ
- 法律外国語A・B・C
- 外国法A・B・C(英米)
- 国際関係法〔私法系〕AⅠ・Ⅱ
- 国際民事紛争処理法Ⅰ・Ⅱ
- サイバー法Ⅰ・Ⅱ